明太子(めんたいこ)でも豆腐でもラーメンでもフカヒレでも、もちろん例
外はあるにせよ、総じて高価な品のほうが「安全」かつ「美味」である蓋然性
について、異論はないのではないかと思います。
ここまでは誰も反対しないのに、同じことを以下のように言ってはいけない
雰囲気が日本にはあります。つまり、安いもの(手をかけないから安いわけで
す)は総じて安全性が低くなりがちなのは、やむをえないはずだ――。
すぐに予想されるのは、安いからといって安全でなくていいのかッ、という
反論です。安全でなくていい、などと私は言っていません。しかし、3個120円
のレモンより1個1,000円のレモンのほうが、「手間もコストもかかっている
だろう」というのは小学生にだってわかる道理でしょう。
中国産の冷凍食品などに殺虫剤が混入していた問題に対して、ひたすらエキ
セントリックな報道を見ていると、中国を叩いて済む問題ではない、という冷
静な態度の肝要さを改めて感じます。
やはり、言っておかなくてはなりません。
(中略・・・・・・ 続きをお読みになりたい方はメールマガジンをお申し込みください)
「ガッキィファイター」2008年02月22日号に掲載