食品の偽表示が次々と明るみに出てきている。
再び冷凍したら「時間が止まる」と見なしたり、日付に暗号的印をつけるこ
とで判別したり――その手口を見ると、不謹慎ながら苦笑を禁じえない。
第一に、自分や知り合いの家で作ったものでない限り、「長持ち」しすぎる
食品には防腐剤ががんがん振りかけられているのが普通――という事実が意外
に知られていない。
防腐剤は、確かに食中毒から人類を救った。コンビニのサンドイッチが何十
時間も「もつ」のは、家庭では使わないソルビン酸がたっぷり入っているから
だ。だから、そのようなものを食べるには、それなりの覚悟が要るに決まって
いる。日常的に食べること自体に問題が含まれているのに、100%の安全を
求めるのは無知でしかない。
防腐剤は必要最低限――具体的には、製造現場の人々が家族に食べさせるこ
とに躊躇しない量に留めるべきである。
しかし第二に、発色剤や着色料は、単なる有害物質である。こんなものを多
々合法としている厚生労働省など、正気の沙汰とは思えない。発色剤や着色料
は、消費者を騙す目的しかないのだ。詐欺的行為に加担し続けるという意味で
は、舛添大臣も同罪だ。
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「ガッキィファイター」2007年10月26日号に掲載